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体外衝撃波治療

体外衝撃波治療とは

体外衝撃波治療とは衝撃波を患部に照射する治療法は、整形外科で新しい手法です。
衝撃波は音速より速い圧力波で、皮膚に当てるだけで、身体に負担をかけずに痛みを緩和します。
圧力波が末梢神経を麻痺させて痛みを取り除き、細胞の再構築を促進します。
ヨーロッパでは普及しており、腱付着部炎や足底腱膜炎などの疼痛性疾患に効果があります。
スポーツ選手にも利用され、低侵襲で安全な治療法です。
日本国内外の学会や論文で有効性が証明されており、導入が進められていますが、まだ数台しか導入されていません。

体外衝撃波治療は
何に効く?

体外衝撃波治療には以下のような効果が期待できます。

体外衝撃波治療は何に効く?

  • 炎症の軽減
  • 血流改善
  • 痛みを軽減
  • 幹細胞の増生を刺激
  • 成長因子を刺激
  • 線維芽細胞を刺激し修復を促進
  • 傷の修復能力の向上

体外衝撃波治療の対象疾患

現在、足底腱膜炎(難治性:6か月以上治療経過)のみ保険適応です。
それ以外の疾患は完全自費での対応となります。

保険診療

  • 難治性足底筋膜炎

自由診療

  • 足底腱膜炎
  • 上腕骨外側上顆炎
  • 内側上顆炎
  • 疲労骨折
  • 膝蓋腱炎
  • アキレス腱炎
  • アキレス腱付着部炎
  • 石灰沈着性腱板炎
  • 骨折の偽関節
  • 早期の離断性骨軟骨炎
  • 早期の骨壊死
  • 舟状骨骨折

…など

体外衝撃波治療の流れ

1回の治療時間は約10~15分です。
麻酔は必要なく、傷跡も残りません。

1セッティング

照射部位により体位が異なります。

2部位の特定

圧痛点、または超音波エコーで照射部位を特定します。

3照射

照射低レベルの照射から開始し、徐々に出力を上げます。

4終了

目標ショット数に達したら終了します。
治療後にはすぐに歩行が可能です。

5治療間隔

複数回の治療が必要な場合は、一定の期間を空けて行います。

体外衝撃波治療の
痛みについて

治療中には痛みを感じます。
出力を我慢できる範囲で上げますが、低レベルの照射でも耐えられない場合は治療を中断することがあります。
また、完全な除痛や骨形成を保証するものではありません。
患者さんの状態や疾患の種類、患部の程度によって治療の効果や期間は異なります。

体外衝撃波治療の
治療頻度と回数

治療後1週間程度は治療部位を休ませる必要があります。
痛みの軽減効果は3~4日続き、1~2週間の間隔で4~6回の治療で終了します。

体外衝撃波治療の副作用

基本的に副作用はありませんが、稀に以下の症状が現れることがあります。

  • 腫れ
  • 内出血
  • 治療中や治療後の痛み
  • 発赤
  • 湿疹
  • 感覚異常などの神経障害

これらの症状は数時間から数日で治まります。

体外衝撃波治療で
効果がない人について

体外衝撃波治療で効果がない人について体外衝撃波治療は炎症や痛みが広範囲にわたるケースや筋肉の凝り、骨折の治癒不良などに効果が期待できます。
しかし、効果には個人差があり、高い効果を実感する人もいれば、効果が見られない人もいます。
担当の医師と相談しながら最適な治療法を選択することが大切です。

体外衝撃波治療以外の
治療法

体外衝撃波治療が効果を示さなかった場合、または治療適応外と診断された場合には、以下の治療法を考慮します。

ハイドロリリース

ハイドロリリース(筋膜リリース注射)は、腰痛や肩こり、五十肩などに効果があります。
初回は保険適用で、効果も期待できるため、これらの症状がある場合に試してみるのも良いでしょう。

詳しくはこちら

PRP療法(PFC-FD™療法)

再生医療の一つで、患者さん自身の血液や細胞を抽出・培養し、再び体内に注入する治療法です。
副作用のリスクが低く、安全性に優れています。

詳しくはこちら

体外衝撃波治療の費用

疾患 費用

難治性足底腱膜炎
(1シリーズ:
計5回)

3割負担で
16,500円
それ以外の疾患
(自費診療)
※保険外併用療養費として予約診察料
一般:
8,250円(税込)
学生まで:
5,500円(税込)

※体外衝撃波は予約制です。

キャンセルポリシー

当日のキャンセルには100%、前日および前々日のキャンセルには50%のキャンセル料金が発生いたします。キャンセルのお電話は、診療時間内にお願いいたします。
※診療時間外のお電話には対応できません。
いかなる場合にもキャンセル料が発生しますのでご了承ください。